無料ブログはココログ

« ロワールの古城めぐり・・・フランソワ1世とルネサンス | トップページ | 諏訪敦「眼窩裏の火事」・・・亡き人の魂の召喚、生と死の狭間の対話 »

2023年2月10日 (金)

メディチ家の戦い・・・フランソワ1世、塔の城、ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ、ジョルジョーネ

Chambord_castle_picture_chambord_castle_
Raffaello-giuliano-de-medici-14791516-du
Giorgione_sleeping_venus1510
Isleworth-mona-lisa
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』第314回
旅する哲学者、美への旅。海を超え、砂漠を越えて、美しい人と歩く黄昏の地中海。この世の最も美しいものは何か。
在りし日の己を愛するために思い出は美しくある。遠い過去よりまだ見ぬ人生は夢を実現するためにある。運命の扉を開けるのはあなた。鍵は手のひらの上に。
美は真であり、真は美である。これは、地上にて汝の知る一切であり、知るべきすべてである。本質は目で見えない。人が本当に見ることができるのは心によってだけである。
黄昏の密教寺院、大日如来、愛染明王、密教真言を唱える。
美しい夕暮れ。美しい魂に、幸運の女神が舞い降りる。美しい守護精霊が天人を救う。美しい魂は、輝く天の仕事を成し遂げる。
運命の美女が現れる。諦めずに鍛えてきたことが、次の舞台へ、運命の扉を開く。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
――
【シャンボール城、フランソワ1世、塔の城】フランス・ルネッサンス建築の最高傑作。ロワール渓谷に犇めく古城のなかで最大、パリ市規模「イントラミュロス・パリ(城壁の中のパリ)」。部屋の数は440、階段は約80、365本の塔を持つ。天井や壁、城の至る所に、フランソワ1世の紋章であるサラマンダーの装飾が刻まれている。サラマンダーは「我は善なる火を燃え上がらせ、悪なる火を消し去る」という格言がある。
【レオナルド】1516年、64歳の時から、1519年に67歳で亡くなるまで、フランスで暮らした。即位して間もないフランソワ1世が、ダ・ヴィンチを「王の最初の画家、建築家、技術者」としてフランスに招いた。パトロン、スフォルツァが亡くなり、イタリアで不遇の日々を送っており、20歳を過ぎたばかりの若きフランス王の招待に応じた。『モナリザ』『聖アンナ』『洗礼者ヨハネ』を携えてフランスを訪れ、フランソワ1世から提供されたロワール川沿いの都市アンポワーズのクルー館で、晩年を過ごした。レオナルドは、2重螺旋階段の設計をした。
【シュノンソー城 Chateau de Chenonceau】16世紀の創設以来、代々の城主が女性「6人の女の城」と呼ばれている。ロワール川の支流シェール川にかかるように建つ城で、3番目の城主カトリーヌ・ド・メディシス(1519~1589年)によって橋の上にギャラリーが造られ、現在の姿となる。夫であるアンリ2世から愛された2番目の城主、ディアヌ・ド・ポワティエ(1499~1566年)とカトリーヌの相克の果て、手に入れた。
――
1、メディチ家、プラトン・アカデミー
【メディチ家と法王との戦い】メディチ家はシクストゥス4世と戦い、ミケランジェロはユリウス2世と対決。メディチ家ジュリアーノはパッツィ家の陰謀で暗殺され、ロレンツォは1492年死に、詩人ポリツィアーノは毒殺され、ピコも毒殺、フィチーノは1499年死ぬ
【ボッティチェリ『春』1482】春の花の女神フローラのモデルは、ジュリアーノの恋人、シモネッタ・ヴェスプッチ(1453-1476)。メリクリウスのモデルはジュリアーノ・デ・メディチ(1453-1478)。1478年、25歳で殺害されたジュリアーノの青春の墓標。
――
2、ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ
【ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ(1479-1516)】友人はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、アリオスト。レオナルド「モナ・リザ」を発注。ラファエロに肖像画を描かれ、ミケランジェロに彫刻に刻まれる。ロレンツォの3男、37歳で死す。
フランス王フランソワ1世の母方の叔母フィリベルタとフランス宮廷で結婚。フランス王フランソワ1世はジュリアーノにヌムール公位を授けた。文化人、宮廷人、友人にレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルドヴィーコ・アリオスト、フランチェスコ・デル・ジョコンド。レオナルド「モナ・リザ」は、ジュリアーノからの依頼とされる。モデルは彼の愛人ではなく、フィレンツェの商人の妻ジョコンド夫人。ラファエロに肖像画を描かれ、ミケランジェロに彫刻に刻まれる。
――
3、レオナルドダとヴェネツィア、ジョルジョーネ
·【ジョルジョーネ、相思相愛】ジョルジョーネは楽才をもって多くの友を喜ばそうとせっせとサロンに出入りし、そのうちある女を恋するに至った。相思相愛であったが、1511年、女がペストにかかった。女はそれに気づかずにジョルジョーネと逢瀬を楽しみ、ジョルジョーネはペストに感染、34歳にしてあの世にみまかってしまった。ヴァザーリ『芸術家列伝』
ジョルジョーネ『眠れるヴィーナス』1510
レオナルド・ダ・ヴィンチは1500年、ヴェネツィアに行き、スフマート技法を教えた。1505年、ラファエロはフィレンツェで、レオナルド・ダ・ヴィンチ工房に行き、『レダ』『モナリザ』を見た。
レオナルド・ダ・ヴィンチは音楽もいくらか勉強したが、リラを弾くのを学ぼうと決心するや、この上なく気高く優雅な精神の持ち主らしく、すぐにそれに合わせて即興的に天使のように歌うのであった。ヴァザーリ『芸術家列伝』
――
参考文献
レオナルド・ダ・ヴィンチ『糸巻きの聖母』・・・レオナルド最後の旅
ロワールの古城めぐり フランソワ1世、カトリーヌ・ド・メディシス
大久保正雄「旅する哲学者 美への旅」第79回ロワールの古城めぐりP38-42
ルネサンス年代記 レオナルド最後の旅、フランソワ1世
孤高の藝術家、ミケランジェロ・・・メディチ家の戦いと美の探求、プラトンアカデミー
「ミケランジェロと理想の身体」・・・孤高の藝術家、ミケランジェロ、生涯と藝術
ヴィーナスの歴史、パリスの審判、三人の女神、トロイ戦争、叙事詩の円環・・・復讐劇の起源
ロワールの古城めぐり・・・フランソワ1世とルネサンス、シャンボール城、アンボワーズ城、フォンテーヌブロー宮殿、シュノンソー城
ロワールの古城めぐり・・・フランソワ1世とルネサンス
メディチ家の戦い・・・フランソワ1世、塔の城、ヌムール公ジュリアーノ・デ・メディチ、ジョルジョーネ
――
宗教の謎、国家と宗教の戦い、第1巻、ギリシアの神々、ローマ帝国、秦の始皇帝、漢の武帝、飛鳥、天平、最澄と空海
宗教の謎、国家と宗教の戦い、第2巻、アカデメイア、ルネサンス、織田信長
――

« ロワールの古城めぐり・・・フランソワ1世とルネサンス | トップページ | 諏訪敦「眼窩裏の火事」・・・亡き人の魂の召喚、生と死の狭間の対話 »

ルネサンス」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ロワールの古城めぐり・・・フランソワ1世とルネサンス | トップページ | 諏訪敦「眼窩裏の火事」・・・亡き人の魂の召喚、生と死の狭間の対話 »

最近のトラックバック

2023年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30