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2022年12月 9日 (金)

鉄道と美術の150年・・・世界の果てへの旅

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大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』301回
【人生の舞台、16の性格】外交官グループ、提唱者、仲介者、主唱者、広報運動家。番人グループ、管理者、擁護者、幹部、領事官。探検家グループ、巨匠、冒険家、起業家、エンターテイナー。分析家グループ、建築家、論理学者、指揮官、討論者。自分の必殺技どう披露するか。
19世紀後半、ニーチェは、鉄道で旅した。教職を退き、旅行者として生き抜いた日々、転地療養、温泉旅行、サン=モリッツ、ジェノヴァ、ニース、シルス・マリア、永劫回帰の思想を思いついた地。ニーチェ(1844-1900)は、1881年、病気療養に訪れたスイスのシルス・マリア。シルヴァプラナ湖畔を散策中に巨大な尖った三角岩のほとりで「永劫回帰」の思想が、突然襲来した。永劫回帰ewig wiederkehrenの思想は、『ツァラトゥストラ、かく語りき』(1883-85)においてはじめて提唱された。「時間は無限であり、物質は有限である」「無限の時間の中で有限の物質を組み合わせたものが世界である」、過去に在ったことは、未来に存在する。永劫に回帰する世界。
マルクス最後の旅。マルクス(1818-1883)は、パリからマルセイユまで鉄道の旅、アルジェまで船旅。若い女性との邂逅。夢のなかで去来するさまざまな過去の記憶。亡くなった妻の事。モンテカルロでは賭博に明け暮れる富豪たち。『資本論』続編。
グランドツアーで、ヨーロッパ人は、イタリア、ギリシア、地中海、エジプトへと旅した。異郷の地の思い出をロマン主義の夢で表現する。
リルケ(1875-1926)は、アドリア海に臨む孤城ドゥイノの館に滞在し、イタリア、エジプト、スペインを旅し『ドゥイノの悲歌』(1923)『オルフォイスへのソネット』(1923)を書いた。
マルクス『資本論』第三巻。労働者を搾取して、彼らが生み出した価値の一部をかすめ取る。利益率を上げようとすれば、搾取率を上げる。マルクスは『資本論』第三巻で、金融(信用)制度の発展は「資本主義的生産の動力ばね」であると同時に、「他人の労働の搾取による致富を、もっとも純粋かつ巨大な賭博とペテンの制度にまで発展させる。金融には「両刃の剣」としての性格があるからこそ、金融の発展が暴走しないように、公正なルールと規制が絶対に必要になる。「マルクス信用論、恐慌論の出番」2008年11月7日(金)「しんぶん赤旗」
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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参考文献
孤高の画家、フリードリヒ、ロマン主義、生涯と藝術
孤高の画家、フリードリヒ、精神の旅、地の果て、崇高な自然と精神
ロマン主義の愛と苦悩・・・ロマン派から象徴派、美は乱調にあり
ツァラトゥストラ、シルヴァプラナ湖、永劫回帰の思想
ニーチェの旅 永劫回帰 美への旅
大久保正雄「旅する哲学者 美への旅」第71回ニーチェの旅P8-11
地中海 四千年のものがたり・・・藝術家たちの地中海への旅
岡村民夫『旅するニーチェ―リゾートの哲学』白水社、2004
サン=モリッツ、ジェノヴァ、ニース。ニーチェが旅行者として生き、もっとも多産に著作した十年間。アフォリズム・スタイルを生んだ「歩行する思想」のノマディスムを解明する。教職を退き、当時生まれつつあったリゾート地を経巡り、ひたすら旅行者として生き抜いた日々は、ニーチェの著作活動の中で、もっとも多産な10年間だった。以後、舞踏のようなアフォリズムのスタイルを生んだ「移動し歩行する思想」のノマディスムを本書は解明する。
目次
第1章 ドイツ帝国からの逃走(ニーチェはドイツ人か;治療としての亡命 ほか)
第2章 リゾートのノマド(リゾートへの列車;リゾートの身体 ほか)
第3章 足の思想(マイナー文学;足で書く ほか)
第4章 ニーチェを探して(ジェノヴァ;ヴェネツィア ほか)
第5章 新しい健康へ(大いなる健康;病者の光学 ほか)
ハンス・ユルゲン・クリスマンスキ 『マルクス最後の旅』2016
エンゲルスが闇に葬った『資本論』の核心とは。『資本論』の続巻を構想しつつ最後の旅に赴いたマルクス。残された膨大なメモや記録、史実の中からマルクスの旅を再現し、ドイツの社会学の泰斗が描く、大胆な仮説。著者はマルクスの足跡を順次、マルクス自身の手紙をもとに丹念に追っていく。パリからマルセイユまでの鉄道の旅、アルジェまでの船旅。その途上での若い女性との邂逅。夢のなかで去来するさまざまな過去の記憶。亡くなった妻のこと。モンテカルロでは賭博に明け暮れる富豪たちを目の当たりにし、誘われるがままにカードゲームにも参加。その体験の分析から、やがてカジノ資本主義の対処法の考察へと移って行く。マルクスが己の死を予感しながらもその視線の先に見据えていたものに思いを馳せてみてはいかがだろう。(「訳者あとがき」より抜粋)
鉄道と美術の150年・・・世界の果てへの旅
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展示作品の一部
河鍋暁斎『地獄極楽めぐり図』より「極楽行きの汽車」1872年、静嘉堂文庫美術館
不染鉄『山海図絵(伊豆の追憶)』1925、木下美術館
長谷川利行『汽罐車庫』1928、鉄道博物館
木村荘八『新宿駅』1938
稗田一穂『時雨海岸』1982愛知県美術館
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鉄道150年の歴史を、美術とともにたどる旅。
今年150周年を迎える日本の鉄道は、明治5(1872)年に新橋―横浜間で開業しました。奇しくも「美術」という語が初めて登場したのも明治5年のことです。(*)鉄道と美術は、日本の近代化の流れに寄り添い、また時にはそのうねりに翻弄されながら、150年の時を歩み続けてきました。
この展覧会では、鉄道と美術150年の様相を、鉄道史や美術史はもちろんのこと、政治、社会、戦争、風俗など、さまざまな視点から読み解き、両者の関係を明らかにしていきます。
日本全国約40カ所から集めた、「鉄道美術」の名作、話題作、問題作約150件が一堂にそろう、東京ステーションギャラリー渾身の展覧会です。(*)それまでは「書画」などと呼ばれていました。北澤憲昭『眼の神殿』(美術出版社、1989年
【東京ステーションギャラリー】
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鉄道と美術の150年、東京ステーションギャラリー、年10月8日(土) - 2023年1月9日(月・祝)

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