美術館スケジュール2022年・・・旅する哲学者 美への旅
大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』267回
思想の歴史は、論争の歴史であり、対立する魂の格闘のドラマである。必殺技を駆使して思想家は殺し合う。困難な挑戦に挑むことは、人生の糧になる。画中画、劇中劇に隠された壮大なドラマ。乱と変の歴史を分析すると戦争の本質が見える。
旅する哲学者は、美の本質、美のイデアを探求する。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【本質と影】あなたの本質は何か、あなたは何から作られているのか。百万の影があなたに付纏っているのはなぜか。略。外見の美はすべてあなたの美の一部である、しかし、変わらぬ心、内面の真実はあなたの唯一無二の存在。シェイクスピア『ソネット集』53番
【六観音菩薩】如意輪観音菩薩は、神通力をもつ天人を救う。天から降りてきた天人は、この世で苛めに遭い苦難を受ける。十一面観音菩薩は、怒りと争いの修羅道を救う。宮澤賢治、織田信長は、修羅の道を歩いた。准胝観音菩薩(不空羂索観音菩薩)は、四苦八苦の人道を救う。
【平治の乱1159年】藤原信頼と源義朝が、藤原信西にクーデタ。平清盛、熊野詣から京都へ戻り、後白河上皇、二条天皇を六波羅の清盛邸に救出。天皇と上皇を女装させて牛車に乗せる。源義朝、敗北。後継者、源頼朝、13歳、伊豆国に流される。後白河上皇、日本一の大天狗。
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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【トロイ戦争、総大将アガメムノン率いるアカイア勢、対プリアモス王のトロイ王国】【トロイ滅亡、オデュッセウスの木馬】【パリスの審判】神々の饗宴でアプロディーテを選択するトロイ王子パリス。スパルタ王妃美女ヘレネを奪ってトロイに連れ帰りトロイ戦争勃発【ガイアの嘆願】【神々の結婚】【神々の饗宴、争いの女神エリスが黄金の林檎を投げ入れる】【女神の争い】【美女姉妹ヘレネとクリュタイムネストラ、ゼウスがレダを犯して2組双子】『叙事詩の円環』8部作
【神々の饗宴、ペレウスとテティスの結婚】海神の一族であるテティスは自由に姿を変えることができたが、ペレウスは逃れようとした彼女をつかまえて離さなかった。2人の結婚式にはほとんどの神々が出席したが、争いの女神エリスだけが招かれなかった。これを恨んだエリスは、黄金のリンゴを祝宴の満座の中に投じ、これが原因となってのちにトロイ戦争が起こる。
【テティスからアキレウス誕生】テティスは、生まれた男の子を不死身にしようと夫に隠れて火中に子を投げ入れていたが、ペレウスに発見されると海底へ去っていった。男の子は、母の手に隠れた踵(かかと)の部分を除いてほとんど不死身となった。これが英雄アキレウス。
【復讐悲劇】復讐の女神エリニュエス【オレステイア3部作】アイスキュロス(前458)『アガメムノン』『供養する女たち』『慈みの女神たち』【ルネサンス復讐悲劇の起源】セネカ『テュエステス』。『ハムレット』
*大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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1月
「徳川一門 ―将軍家をささえたひとびと」江戸東京博物館、1月2日~3月6日
「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」東京国立博物館、1月7日(金)~3月13日(日)
「ポンペイ」東京国立博物館、2022年1月14日(金)~ 2022年4月3日(日)
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」東京都庭園美術館、1月15日~4月10日
ボストン美術館所蔵「THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語」森アーツセンターギャラリー、1月21日(金)~3月25日(金)
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」東京都美術館、1月22日(土)~4月3日(日)まで、開幕日延期
「再開記念展 松岡コレクションの真髄」松岡美術館、1月26日~4月17日
『楳図かずお大美術展』、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)、1月28日~3月25日
「はじまりから、いま。 1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡―古代美術、印象派、そして現代へ」アーティゾン美術館、1月29日~4月10日
2月
「上村松園・松篁―美人画と花鳥画の世界―」山種美術館、2月5日(土) ~4月17日(日)
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」国立新美術館、2022年2月9日(水)~5月30日(月)
ルーカス・クラナハ「パリスの審判」Lucas Cranach:Judgment of Paris 1528
「ミロ展、日本を夢見て」Bunkamuraザ・ミュージアム、2月11日~4月17日
「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」三菱一号館美術館、2022年2月18日~5月15日
「宝石 地球がうみだすキセキ」国立科学博物館、2月19日(土) ~6月19日(日)
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3月
特別展「空也上人と六波羅蜜寺」東京国立博物館、3月1日~5月8日
「没後50年 鏑木清方展」東京国立近代美術館、2022年3月18日~5月8日(東京国立近代美術館)2022年5月27日~7月10日(京都国立近代美術館)
井上泰幸展、東京都現代美術館、3月19日~6月19日
4月
北斎 大英博物館所蔵作品を中心に、サントリー美術館、4月16日~6月12日
スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち、東京都美術館、4月22日(金)~7月3日(日)
ボテロ展、Bunkamuraザ・ミュージアム、4月29日~7月3日
6月
自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで、国立西洋美術館、6月4日(土)~9月11日(日)
カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ『朝日の中の婦人』1818-1820、フォルクヴァング美術館
ゲルハルト・リヒター展、東京国立近代美術館、6月7日~10月2日
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション、国立新美術館、2022年6月29日(水)~9月26日(月)
7月
ボストン美術館展 芸術×力、東京都美術館、7月23日(土)~10月2日(日)
フィン・ユールとデンマークの椅子、東京都美術館、7月23日(土)~10月9日(日)
8月
国立新美術館開館 15周年記念 李禹煥、国立新美術館、2022年8月10日~11月7日
「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」、東京藝術大学大学美術館、8月6日~9月25日
10月
静嘉堂創設 130 周年・新美術館開館記念 響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき(仮)、 2022 年 10 月 1 日(土)~12 月 18 日(日)
ベルクグリューン・コレクション展、国立西洋美術館、10月8日(土)~2023年1月22日(日)
特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(2022年10月18日~12月11日)
150周年記念、【史上初の国宝89件公開】狩野永徳から埴輪まで所蔵する国宝89件すべてを展示するのは150年の歴史上初めて!
12月
「英英紅綠 第47回 白日会会員選抜展」、日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊
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【ルーカス・クラナッハ】(Lucas Cranach der Ältere、1472年10月4日 - 1553年10月16日)ヴィッテンベルクに工房を構え、当地の領主ザクセン選帝侯フリードリヒ3世に御用絵師として仕えた。腰の細くくびれた独特なプロポーションのヴィーナス像は、ティツィアーノやジョルジョーネのヴィーナスとは異なる官能美。『パリスの審判』1528『ヨハネの首をもつサロメ』1530『ホロフェルネスの首をもつユディト』1530『ヴィーナス』1532『正義の寓意』1537
【カスパー・ダヴィッド・フリードリヒ】1774年、ポメラニア地方に生まれた。1794-98年、コペンハーゲンのアカデミーに学び、その後ドレスデンに住む。ドレスデンではロマン主義運動の芸術家たちのメンバーとなる。後にドレスデン・アカデミーで教鞭をとる。神はどこにでも存在している、と彼は言う。フリードリヒは孤独と貧困の中で亡くなったとされる。死後、その名声は急速に消えて、20世紀になって再評価された。
フリードリヒ『孤独な木』1822『月を眺める2人の男 』1819 -1820『氷の海』1823『霧の海を眺めるさすらい人 』1818『雪の中の修道院の墓地』1819
『月を眺める2人の男 』1819 -1820ロマン主義詩人ノヴァーリスの世界の視覚的表現とも言える。夜と死に魂の自由とやすらぎを見出した詩人。月光に見えるのは枯れ木と荒くれた岩。男たちの背後に死の予感があり、おそらく、とても静かな死の予感である。ノヴァーリス
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参考文献
「密教彫刻の世界」愛染明王、金剛薩埵の化身
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クラーナハ展、500年後の誘惑・・・透明なヴェールの女、女の策略
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ルーカス・クラナッハ(父)「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」1530年代ブダペスト国立西洋美術館蔵
THEハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち・・・黄昏のウィーンの思い出
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絶世の美女、徳姫、織田信長と徳川家康・・・「美と復讐」第4巻
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2022謹賀新年 蘇る不滅の精神、理念を探求する精神
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2021美術展ベスト10・・・旅する哲学者 美への旅
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美術館スケジュール2022年・・・旅する哲学者 美への旅
https://bit.ly/3KiUp3f
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