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2020年9月26日 (土)

「工藝2020-自然と美のかたち-」東京国立博物館・・・道を極める名人の世界

Kougei-2020

Kougei-2020-2

大久保正雄『旅する哲学者 美への旅』224回
奥田小由女「海から天へ」は、海から天に上る母と子、霊たちを人形の形にしている。作者83歳の作品。85歳である現在まで、作品を作り続けることは奇跡である。千年を超える漆芸の歴史を踏まえ蒔絵と螺鈿の技法を駆使する漆藝家、室瀬和美「柏葉蒔絵螺鈿六角合子」。志野焼、萩焼。楽焼、友禅染、久留米絣、更紗、人形、漆工、陶磁、名人たち82人の作品、崇敬に値する作品を見て驚嘆する。80歳90歳くらいの名人たち。師に出会い、若いころ学んで、90歳まで続けること、技術を洗練する、若い純粋な精神を持ち続けることは至難の業である。

哲学青年は「哲学は社会を生きるのに必要ない。役立たずの学問だ」といわれた。哲学青年は運命の試練を受け、運命と戦う。
純文学は10年続けることが困難だといわれる。「《純文学だけで生きられるか》純文学作家の「生きる糧」 芥川賞作家も副業は当たり前 「専業」はわずか1桁?」(毎日新聞2016年8月29日 東京夕刊)
【道を極める名人の世界】
人生で、よい師と出逢うことは、重要なことだ。しかし、よき師に出逢うことは困難である。求めて出逢うことは、まれである。師に出会い、技術を洗練する、若い純粋な精神を持ち続けることは至難の業である。
【創造的研究】研究には2種類ある。創造的研究と研究のための研究。高度に普遍的な学問はいくら究めても上には上がある。普遍的な学問は、他との競争に勝っても後世優秀な人に克服される。創造的学問は、他に類がないので究極的秘儀に立ち入る。ある建築家の教え。『旅する思想家』
*大久保 正雄『旅する哲学者 美への旅』より
大久保正雄『永遠を旅する哲学者 イデアへの旅』
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展示作品の一部
三輪休雪、雪嶺、花器、2019
楽直入、十五代吉左エ門、焼貫黒楽茶碗、2001、
奥田小由女、海から天へ、2018、人形、個人蔵
林駒夫、呉女、人形、2015、個人蔵
中村信喬、遥かな道、2014、人形
室瀬和美、柏葉蒔絵螺鈿六角合子、漆工、2014、個人蔵
月岡裕二、截金砂子彩箔「凛」、截金、2015、個人蔵
今泉今右衛門、色絵雪花薄墨墨はじき雪松文蓋付瓶、陶磁、2019、個人蔵
伊藤祐司、赤富士、漆工、2015
村山明 欅緋拭漆舟形盛器 平成29年(2017) 個人蔵
鈴木蔵、志野茶碗、陶磁、2016
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参考文献
「工藝2020-自然と美のかたち-」青幻社、2020
読売新聞2020年9月6日、自然とともに 工芸の巨匠たち
「工藝2020-自然と美のかたち-」東京国立博物館・・・道を極める名人の世界
https://bit.ly/3i6wTHe

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工芸と日本人の自然観
本展は、日本の生活の器を造形する作家や芸術を創造する現代工芸作家を幅広い世代から集めて紹介する展覧会です。それとともに日本博の総合テーマである「日本人の自然観」について工芸を通して紹介していきます。日本の文化や工芸には、人間と自然は一つの生命であるという世界観を持ち、自然を美として調和として捉える芸術思想があります。それは時代と国境を越えた普遍性と融和性があります。これらの点を展示を通して感じていただくとともに、建築家・伊東豊雄氏の「自然と生命の輝き」をコンセプトとしたデザイン性の高い空間で展示することで、工芸のもつ魅力と可能性を国内外へ発信いたします。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2042
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特別展「工藝2020-自然と美のかたち-」東京国立博物館、表慶館、9月21日(月)~11月15日(日)

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