新年 蘇る春、美しい精神は蘇る
蘇る春、美しい精神は蘇る
冬の死の中から春は蘇り、不死鳥は死の灰の中から蘇り、不滅の魂は生死の境から蘇る。
2、愛を語る昼の宴 地中海
美しい人とふたたび行く地中海。魂の癒しの海、地中海。トスカーナの糸杉の丘。メディチ家、カレッジ別荘。エーゲ海、ギリシアの輝ける海。輝く神殿の立つ丘。
「友よ愛しの我が友よ 色香ゆかしき白百合の心の花と咲き出でて 世に芳しく馨らなん」。
3、美への旅、秘密の扉を開く
地の涯て海の涯て、美しい人と美しい地に行き、美しいことをしなさい。人生は冒険である。どこでも好きな地に行き、好きなことをしなさい。地の涯て海の涯てに行き、秘密の扉を開け。
4、理性と知性をもって戦え、真実を探求する美しい精神は蘇る
どんな逆境の中にあっても、理性と知性をもって戦いなさい。地獄を極楽に変えよ。真実を探求する美しい精神は蘇る。
5、美は拒否することのできない推薦状である
美しい精神は蘇る。不滅の魂は生死の境から蘇る。
大久保正雄『旅する哲学者』より
6、ルネサンスの魂
イタリアの美の精神は、ルネサンスである。ルネサンスの魂は、コジモ・デ・メディチがギリシア人哲学者からプラトン哲学の奥義を聴いたことから始まる(1439年)。イタリアの美的趣味、感覚の泉である。美的感覚は教えることができない。美徳(Virtue)は教育不可能である。これをプラトンは論証した。
大久保正雄『旅する哲学者』より
7、不滅の魂は蘇る
北斎は、九十歳で死ぬまで絵を描きつづけた。空海は、生涯にわたる探求者である。李白は、生涯旅に生きた至高の詩人。ミケランジェロ、波瀾を越えて、八十九歳まで藝術を追求した。レオナルドは、孤独な旅路の果てに、ロワール、アンボワーズ城に、4枚の絵を残した。『岩窟の聖母』『聖アンナと聖母子』『ヨハネ』『モナリザ』。プラトンは、八十歳で書物を書きながら旅立った。ソクラテスは、七十歳まで「魂の不滅」を説き続けた。逆境を超え、不屈の魂は、蘇る。
大久保正雄『旅する哲学者』より、大久保正雄「美への旅」より
2015年1月1日
地中海への旅立ち
http://platonacademy.cocolog-nifty.com/blog/2014/11/post-550e.html
☆Botticelli Primavera 1482 Uffizi
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